iPhoneをお使いのみなさん、標準搭載のアプリ『ショートカット』でいろなことを自動化できることご存じですか?例えば、「この時間になったらメールを送る」「帰り道で曲を流す」「家を出るときに天気を確認する」etc.
こんな操作をiPhoneが自動でやってくれるとしたら、、、あれこれと気を張ることなく、大事なことに集中して時間を使うことができますよね!ショートカットを使えば実現できちゃいます!
この記事では、iPhone標準搭載の『ショートカット』による自動化の肝となる「オートメーション」の設定方法について詳しく説明します!自分で作成したショートカットや、その他様々な操作を自動化してみましょう!
※こちらの記事で作成したショートカットを用いて説明します。自作のショートカット作成方法についてはこちらをご覧ください。
オートメーションとは
オートメーションは条件の変化に対してデバイスを反応させる機能。
時刻や場所の変化、スマホと他のデバイスの接続、といった「条件の変化」をきっかけに、あらかじめ設定した操作を起動することができます。
- 時間系
- 「何時になったら」「日が出たら」
- 「アラームを止めたら」
- 「睡眠時刻になったら」
- 位置系
- 「ある場所に到着したら」「ある場所を出発したら」
- 「通勤/通学する数分前になったら」
- 「CarPlayに接続したら」
- メール受信
- 「ある人からメールが来たら」「ある人からメッセージが来たら」
- 機器との接続
- 「自宅のWi-Fiに接続したら」
- 「イヤホンがBluetoothで接続されたら」
- 「NFCタグをタップしたら」
- アプリの開閉
- 「あるアプリを開いたら/閉じたら」
- モード変更
- 「機内モードになったら」
- 「おやすみモードになったら」
- バッテリー関係
- 「低電力モードになったら」
- 「バッテリー残量が○○%になったら」
- 「充電器に接続したら」
これほどの条件変化をきっかけとして自動化する動作を実行することができます。それぞれの条件内でも、さらに細かく設定できるので、できることはかなり多いです。
これを見るだけでも、いろいろな自動化のアイデアが浮かんできますね!
オートメーションを作ってみる
それでは、実際にオートメーションを作ってみましょう。今回作るのは「ある時間になったら、自作のショートカットが起動する」というオートメーションです。
自作のショートカットは、こちらの記事で作成した「好きな言葉をポップアップで表示する『ポップアップ』」を使っていきます。
新規オートメーションを生成

ショートカットアプリを開き、画面下のメニューから「オートメーション」を選択。画像では以前作ったショートカットが見えていますね。
新しいオートメーションを作るには、右上の+ボタンを押します。新規オートメーションの設定画面が開くので「個人用オートメーションを作成」を選択します。
ホーム設定では、照明やエアコンなどの家電をスマホで管理できる「スマートホーム」において、ホームに参加している人全員が利用できるオートメーションを作成します。
ホームを使用したことがないと、「ホーム」というアプリに遷移します。
自動化するタイミングを設定

「個人用オートメーションを作成」を押すと、自動化タイミングの設定画面に移ります。自動化条件にどんなものがあるのかを一覧で見ることができます。
今回は、時刻を選び、詳細の設定画面へ。朝の8時に毎日繰り返すという設定にしてみました。
アクションを追加

自動化タイミングの設定が終わるとアクション設定画面に移ります。ここで、自動化の肝となるアクションを追加していきます。
[+アクションを追加]ボタンを押して、「ショートカット」で検索。今回は「ショートカットを実行」を選ぶと、アクション編集画面にアクションが追加されます。 「ショートカットを実行」 アクションは、任意のショートカットを自動的に実行してくれるものです。

続いて、「ショートカットを実行」アクションの詳細を設定します。編集可能になっている「ショートカット」の文字をクリックすると、スマホに追加済みのショートカット一覧が現れます。ここで以前作った「ポップアップ」を選択します。右の画面のようになったでしょうか。
これでアクションの編集は終了。次へを押します。
更にアクションを追加することで、複雑なオートメーションの設定も可能です!
自動化完成

無事に設定できました!「いつ」、何を「行う」かを確認して、問題なければ完了を押します。
オートメーションの画面に戻り、作成したものが追加されていれば完成です!iPhoneが設定した条件に当てはまったとき、自動で作動してくれます。
動作確認

設定通り、8:00ちょうどに左のような表示が現れました。これをタップするとショートカット「ポップアップ」が動作します。
自動で右の画面になることを想定していたので、一旦左の表示が出るのは少し手間かも知れません。ともあれ決まった時間に1回のタップでショートカットを起動することができました!
まとめ
iPhoneアプリ「ショートカット」でオートメーションを設定する方法を紹介してきました。手順を追って、みなさんも作ってみてください!
アイデア次第!
今回作成したのは「決まった時間に」「決まった文字を出力する」という簡単なものですが、アイデア次第で実用的なものになると思います。
例えば、、、
- 外出時に忘れ物のチェックリストを表示する
- 毎日特定の時間に自分を励ます
- 曜日ごとに時間割を表示する
毎日のルーティーンとの相性がいいですよ!
さて、みなさんは何を作りますか?
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