【徹底解説!】青葉城址を徒歩で攻略する2つのアクセスルート

仙台から日帰り

杜の都仙台の観光地といえば「青葉城址」

本丸跡は伊達政宗の騎馬像とともに仙台の街並みを見晴らせるスポットとして有名です。アクセスには仙台市街地を効率よく巡る周遊バス「るーぷる仙台」が便利ですが、本丸跡だけに行くなんてもったいない!

城の雰囲気を味わうには、徒歩で向かうのがオススメなんです!

この記事では、徒歩で本丸へ向かう2つのアクセスルートを徹底解説していきます。本丸までの道中には、お堀門の跡石垣といった遺跡がたくさん残っていますよ!

それでは今日も仙台駅から出発です!!

仙台市地下鉄東西線を使おう

仙台駅から青葉城址までは直線距離で約2.5km。決して歩けない距離ではありませんが、最後の登りを考えて、地下鉄東西線を使うのが便利です。

国際センター駅で下車

地下鉄は、仙台から5分の「国際センター駅」で下車します。

南1出口を出ると、羽生結弦選手と荒川静香選手のオブジェがお出迎え。駅舎はガラス張りで、構内にはカフェやテラスもあるおしゃれな駅。駅前の広場から振り返ったときの姿はスタイリッシュで結構好きです。広場の向かいには駅名の通り「国際センター」という会議などを行う施設があります。

青葉城址への入口は国際センターの向こう側(正門)。建物を回り込むには、写真のように3通りの道があります。看板の案内は右の道だったと思いますが、最短は国際センターを通り抜ける真ん中、広瀬川沿いで雰囲気が良いのは左の道です!

国際センターをの反対側に出ると、いよいよ青葉城の雰囲気になってきますよ!

大町西公園駅もオススメ

国際センターの一つ手前「大町西公園駅」で下車し、大橋を渡って向かうのもオススメ!大橋で広瀬川を渡ると、目的地の本丸跡や地下鉄の広瀬川橋梁を見ることができます。運が良ければ、電車が通るかも!大橋を渡ると国際センターの正門前にたどり着きます。

青葉城を攻略する2つのルート

ここからルートが二手に分かれます。2ルートの合流地点「沢門」までを紹介します!

王道!大手門ルート

五色沼

この左手は巽門ルート、右手に行くと大手門ルートです。

大手門ルートは早速の登り勾配。日本のフィギュアスケート発祥の地、かつては青葉城のお堀として機能していた「五色沼」を横目に坂を上っていきます。名前ほどきれいな沼ではなく、実際は「緑沼」って感じです笑。

沼のほとりにある銘板によると、明治23年頃から外国人が滑りはじめ、それから十数年の間に子供たちや高校生に広まったそうです。

大手門

坂を上った先に大手門跡と脇櫓があります。

青葉城は元々天守閣がなく、本丸も焼失してしまったので、このあたりがガイドブックに載っていることも多いですね。

大手門の先が二の丸。本丸へは大手門の先を左に曲がります。二の丸は現在、東北大学の川内南キャンパスになっています。

大手門と脇櫓は仙台空襲で焼失しているので、脇櫓はその後に再建されたもの。近年は大手門の復元も話題に上っていますね。今は車道になっているので、復元となれば大事業、このあたりの車の流れも変わりそうです。

ちなみに、門の北東にある土塀は空襲で焼け残った唯一の現存建築物だそうです。

中門

大手門を過ぎると山の中へ。しっかり歩道も整備されてます。

歩いて行くと、道の先を見通すことができません。ここにあるのが「中門跡」。鍵の手錠に道が折れ曲がった、敵の侵攻を防ぐための構造が見て取れます!今は工事で土嚢が積んでありますが、ここも石垣積みになっています。

この部分の歩道ですが、工事のため通行止めになっていました。安全のため工事が終わるまでは、巽門ルートを迂回をするように示されていました。

沢門

中門を過ぎると、巽門ルートとの合流地点「沢門」です。道の両側には灯籠がありました。左側から合流するのが巽門ルートです。

穴場!巽門ルート

一旦、国際センターまで戻って「巽門ルート」の紹介です!

子門

巽門ルートは五色沼の横、子門からスタート! 大手門ルートに比べると小ぶりな門の印象です。復元された石垣だそうですが、ツタが絡まったりコケが生えていたりして、良い雰囲気です。

仙台市博物館

子門を過ぎると三の丸。仙台市博物館があるので、青葉城址とセットで見ていくのがオススメです。

残念ながら、今は大規模改修工事のため令和6年までの臨時休業中です。

巽門

博物館の奥に進むと巽門跡があります。

子門と並んで、三の丸の出入り口をなしていた門です。このあたりまでは三の丸があったため平地でしたが、ここから登りがキツくなってきます。

造酒屋敷跡・清水門

三の丸から一段高くなったところに「造酒屋敷跡」があります。伊達政宗が1608年に奈良から招いた又右衛門という人に屋敷と酒蔵を与えて、酒造りをさせていた場所とのこと。

酒造りにはこの付近の湧き水が使われたそうで、湧き水は、「清水門」の名前の由来にもなっています。

沢門

清水門から先、距離は近いけれど急な坂道を一気に登ると沢門に到着!大手門ルートと合流です。

写真は、沢門から登ってきた道を振り返った向き。急な勾配と草木が生い茂る様子がわかると思います。部分的に薄暗いため、突然熊などが出てこないか少し心配でした。

いざ、本丸へ

2ルートが合流して、いよいよ本丸へのラストスパート。

もう少しですが、ここの坂がキツい!坂道の途中にある階段のステップが下りに感じるほどの勾配です。

本丸北壁石垣

そして、見えてきました!本丸を形成する「北壁石垣」!

木々が開けたと同時に姿を現す高い石垣は圧倒。いつ見ても素晴らしいですが、ここまで歩いて登ってきて見上げる本丸は感動です。この感覚を味わうためだけに歩いてくる価値があると思います。

さあ、本丸まであと一息!

この鳥居をくぐって、階段を上ると...

到着!

本丸跡に到着!

本丸御殿の基礎と伊達政宗の騎馬像、奥に見える仙台の街並みがとても美しいですね。ここまで登ってきた疲れも飛んできます。

何度も歩いてきたくなる場所。いつまでも景色を眺めていたい場所です。

本丸の見所はまた別の記事で紹介しています!

まとめ

青葉城址本丸まで徒歩で登るコースを紹介しました。

途中ルートが二手に分かれ「大手門ルート」と「巽門ルート」がありました。実はこれまで大手門ルートしか通ったことがなく、巽門ルートは初めて。個人的には、車が通れない巽門ルートの方が当時の雰囲気を少しは残しているのかなぁと感じました。どちらも見所があるので、往復で別の道を通ってみるのが良いと思います!

青葉城は、建物こそほとんど残っていませんが、山に作られているため、道の形状や山の景色はあまり変わっていないのではないかと思います。だからこそ、徒歩で登るのがオススメです!

是非、一度チャレンジしてみてください!

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