仙台から1day旅行シリーズ。
栗原市にある「くりでんミュージアム」、そしてドライブの道中を紹介します。

いよいよミュージアム内の紹介です!
くりでんミュージアムに入場
入場券は本物の切符さながら、しかも硬券!この切符に切り込みを入れて貰い入場します!
この日は、クイズラリーをやっていたので解答用紙も貰って入場です。
- 開館時間 10:00~17:00(入館は16:00まで)
- 休館日 毎週金曜、年末年始
- 入館料 大人:500円 小中学生:300円
さて、展示を見る前に「くりでん」について紹介です。
「くりでん」って?
くりはら田園鉄道(通称くりでん)は、2007年まで東北本線石越駅と細倉マインパーク前駅の25.7kmを結んでいた鉄道です。
開業は1921年。東北本線が通らなかった若柳周辺の旅客目的で作られましたが、その後亜鉛などを産出する細倉鉱山まで延伸し、貨物目的でも活躍しました!
廃線後は、ミュージアムのある若柳駅周辺が「くりはら田園鉄道公園」として、線路、車両、駅などが保存されています。
くりでんミュージアムは、旧若柳駅の機関車庫、客車庫などをそのまま利用して、作られています。
ここからはミュージアムのエリアごとに紹介していきます!
実物展示
車両をはじめ、当時から駅などで使われていた設備がそのまま残っています!
車両展示

ミュージアム内の車両(2両)は内部まで見学できます。車両外のスクリーンにはくりでんの前面展望が流れているので、椅子に座ったり、運転席を眺めたりしながら当時の雰囲気を感じることもできました!

さらに、車両の下に潜り込めるエリアもあり、車輪や床下の配管などを間近に見ることもできます。
資料館の外、旧若柳駅ホームにも客車や機関車、貨車がたくさん展示されています。旧駅側は900mほど線路が残っており、月に何度か動態保存されている車両への乗車会や運転体験、レールバイクなどのイベントが行われているようです!
鉄道設備展示

車両が展示されている機関庫などの建物そのものも貴重なもの。大正から昭和に掛けての建築構造技法だそうです。木でできた骨組みを見て、当時の技術力の高さを感じました。
駅の設備としては、硬券に日付を刻印する「ダッチングマシン」や切符を切る改鋏(かいきょう)、工作機械など、映像や話でしか聞いたことのない貴重なものがたくさん並んでいました!
資料館ではダッチングマシン体験ができます!
シミュレーター

展示されている車両の本物の運転台で、運転体験ができます!
映像はアニメーションですが、速度に合わせて速度計が動くなどの仕掛けも本格的です。1回300円で体験してきましたが、本物の車両で運転している感覚で気分が上がりました。
運転自体は簡単で、沿線にあるコインを拾っていくというミッション付きなので子供も楽しめると思います。
資料館
資料館では、当時の写真や資料と共にくりでんの歴史を学ぶことができます!
特別展をしている場合もあり、この日は「幻の石湯線計画」と題して、くりでんを秋田県湯沢市まで延伸する計画があったことを教えてくれました。
そして、ジオラマが見所です!
ジオラマ

石越駅から補足ラマインパーク前駅までのくりでん全線が再現されたジオラマです。季節の移ろいや人々の姿もかなり精巧に作られているので、ずっと見ていても飽きないと思います!
15分おきくらいに、くりでんの列車が出発するので、この時間は見逃し厳禁です!
まとめ
約2時間ほど、くりでんミュージアムと周辺の関連施設を満喫しました。くりでんが走っていた当時の貴重なものがたくさん展示されおり、入場料安くないか?と思うくらいです(笑)
廃線になるのはさみしいですが、しっかり保存してくれているのはうれしいですね。
次は是非、乗車体験や運転体験をしに来たいと思います!
ちなみに、入場時に貰ったクイズラリーには全部答え、くりでんバッチを貰いました!
ここから仙台までは、国道4号をメインにして帰ります。
帰りの見所はまた次の記事で紹介します!
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