さあ、始まりました!
仙台から1day旅行シリーズ。
記念すべき第1回目は女川編です!

女川までの鉄道旅です!
今回訪れたのは「女川」、さらに足を伸ばして「小牛田(こごた)」にも行ってみました。
女川は東日本大震災で大きな被害を受け、1から新しい街が生まれているようなところ。3年ほど前に家族で訪れましたが、その時からどう変わったのか?に注目して訪れました。
その後に行った小牛田、実はこちらが今回旅をしたきっかけ。この地を8年ぶりに走ったSLを見に行きました!
では早速、旅に出かけましょう!
仙台駅 9時 仙石東北ライン

旅の始まりは仙台駅、ここから9時25分発の仙石東北ラインに乗り込みます。
仙石東北ラインは東北本線から仙石線に乗り入れ、速やかに石巻へ向かいます。震災後に東北本線と仙石線を繋ぐ渡り線が開通した新しい路線です。
使われる車両は、交流電化(東北本線)、非電化(渡り線)、直流電化(仙石線)が混在するこの路線のために製造されたハイブリッド車両HB-210系。ディーゼルエンジンで発電して、電気で走るので、線路があればどこでも走れます。
今日乗り込んだのは1日一本の特別快速!途中塩釜、高城町、矢本にだけに停車したった49分で石巻に連れて行ったくれます!
それでは仙台駅を出発!
仙台の街並みを過ぎると穏やかな田園風景を通過、小高い山を抜けて海に近づいていきます。ハイブリッド車らしく、電車的な音とエンジンの音が同時に聞こえて不思議な感じ。
日本三景松島の横をすり抜けると、列車は仙石線へ。
ここから先は津波の影響を受けて線路が高台に移転した地区を通ります。
高台から坂を下ると石巻平野。ブルーインパルスで有名な松島基地の管制塔を横目に、列車は石巻の市街地へと入っていきました。
石巻駅 10時14分 石巻線

漫画の街、石巻に到着です。
駅にはキャラクターのオブジェやポスターがいっぱい。降りて見ていきたいところですが、今回の目的地は女川。
ここから石巻線に乗り換えます。

石巻線は小牛田と女川を結ぶローカル線、全線非電化でディーゼル列車が走るのどかな鉄道です。
それなりに良いダイヤが組まれており、乗り換え時間は22分。
各駅停車女川行きは10時36分に出発です。
石巻を過ぎると北上川を大きな橋で渡り、トンネルで山に突っ込みます。
そして石巻線の車窓のメイン「万石浦」へ。万石浦は山に囲まれた大きな湾、沢田駅から渡波駅までの7分間ほど、列車は海のすれっすれを進みます。まるで船に乗っているよう。一緒に来た友達の感想です。
この日は快晴でキラキラ光る水面がとてもきれいでした。
最後にトンネルを抜けると、石巻から25分で女川に到着です。
女川駅 11時1分 新しい街

ここまで、本当にアッという間!
何度か来たことはありますが、変化に富んだ車窓は見飽きることがありませんでした!
女川駅はウミネコをイメージした形と木目が美しい駅舎が特徴。この日は地震の影響で営業していませんでしたが、2階に女川温泉ゆぽっぽが入っています。震災前の駅舎から約200mほど内陸に移設されています。以前の駅舎はこちらのサイトなどで見れますが、今は跡形もなく、山の形を頼りにしても、どこにあったかわかりません。
さて、女川に到着した私たちを待ち受けていたのはこの謎オブジェ「考えない人」。
顔はおにぎり、体は緑色、うんちの上に座っています…。これはいったい何なのか、考えない人に考えさせられてしましました…(笑)リボーンアートフェスティバルで期間限定で展示されていたようです。
考えない人に気を取られてしまいましたが、女川といえば新しい街並み!そしてその先に見える海。女川町では大きな防潮堤を作らず、街の高さに応じて用途を変えているので美しい街並みが実現しています。
駅から続くメインストリートは飲食店や物産館そのほかいろんなお店が並び、海までつながっていきます。
女川の注目スポットは3つ!
海鮮グルメ
女川に来たら海鮮は外せません。今回は街の入口にある「IL GABBIANO (イル・ガッビアーノ)」で海鮮ピザを食べました。
トマトベースのピザにはアサリ、イカ、ホタテ。チーズベースのピザにはごろっとしたホタテとアンチョビが入っており、どちらも海の香り満点、具材も大きくてとてもおいしくいただきました。
実は今回、お世話になった塾の先生からおススメのごはん屋さん「女川海の膳 ニューこのり」を紹介されていました。こちらのお店11時開店ながら11時半の時点ですでに1時間待ち!海鮮丼や天丼が食べられるそうなので,次回リベンジしたいと思います!
女川交番

こちらは女川の震災遺構。
津波によって横転したコンクリート2階建ての交番がそのままの状態で保存されています。
以前訪れた際は更地の真ん中にぽつんと残され、柵越しに遠くからしか見えませんでしたが、現在は周辺が整備され360度間近から見ることが出来ました。根元から折れたコンクリートの杭、めちゃくちゃになった建物の中、ツタが巻き付いた外壁。天空の城ラピュタのようなその姿に津波の威力と震災からの月日を感じることが出来ました。
ここで、驚きの出来事!!
女川交番を見学していると、背後から何やら大きな声とテレビクルー。
そこにいたのは、Hey! Say! JUMPの八乙女君とパンサー尾形でした!!(笑)
ツールド東北というイベントで沿岸地域を自転車で巡っていたようです。
写真を撮ろうとしたら怒られてしまいましたが、芸能人に偶然出会えるのはうれしいですね!
個性的なお店
商店街の中には個性的なお店がたくさんあります。最初に来たときは観光客にとっては微妙かな?と思っていたのですが、今は女川名物となっているようです。
ダンボルギーニ
その名の通り段ボールでできたランボルギーニ。実物大?のその姿は圧巻です。制作されてからもう10年近いと思うので、耐久性も良いんだと思います。
このお店では、店主が厳選したトミカや、段ボールグッズが販売されています。段ボールブロックを触ってみましたが、その重厚感(石よりは何倍も軽い)と強度には驚きました。
ぜひ、実物は現地で。
スペインタイル
女川らしくデザインされたタイル製品が並んでいます。カラフルでやわらかい色のタイルはかわいいです!絵付け体験もできるみたいですよ。
女川駅 13時15分 石巻線

こんな感じで女川を巡っていたら、もう電車の時間。
滞在時間は2時間半程でしたが、駅前に観光地がまとまっているので効率的に見て回ることが出来ました。
美しい海に心惹かれながらも、SLの時間があるので女川観光はここまで。
次乗るのは13時21分発の石巻線小牛田行き。
それでは小牛田へ向け出発です!
後編へつづく。
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